USB接続のCD-ROMがDOSから使えれば、手間が省けるのですが、面倒でこれまでやってきませんでした
今回、自分なりにまとめたので備忘録
まず、USB接続CD-ROMのためのデバイスドライバを用意します
使用許諾からすると違反になりますが、全く無関係のドライブでもほぼ動いてくれるので、Panasonicのドライバをお借りします
KXL-RW40AN ドライバ
11/12/23ドライバの場所が変更されていたので、直しました。
上記ページからダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに解凍し、F2Hフォルダ下にある、usbaspi.sys、usbcd.sys、ramfd.sysの3つのファイルを起動ディスクへコピーします
なお、諸々の理由により、起動ディスクはWindows98で作成したものが良いです
日本語表示関係のファイルを入れてもまだ余裕があります
WindowsMEの起動ディスクはWindows2000等のインストール時に不具合を発生し易いので、止めておきましょう
config.sysの中身はこんな感じ
[MENU]
MENUITEM=LABEL_1,USB2.0 with USBFDD
MENUITEM=LABEL_2,USB1.1 with USBFDD
MENUITEM=LABEL_3,USB2.0
MENUITEM=LABEL_4,USB1.1
[COMMON]
DEVICE=HIMEM.SYS
BUFFERS=20
FILES=60
DOS=HIGH,UMB
DEVICE=BILING.SYS
DEVICE=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICE=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICE=JKEYB.SYS
[LABEL_1]
DEVICEHIGH=\RAMFD.SYS
DEVICEHIGH=\USBASPI.SYS /W /E
DEVICEHIGH=\USBCD.SYS /D:USBCD
[LABEL_2]
DEVICEHIGH=\RAMFD.SYS
DEVICEHIGH=\USBASPI.SYS /W
DEVICEHIGH=\USBCD.SYS /D:USBCD
[LABEL_3]
DEVICEHIGH=\USBASPI.SYS /E
DEVICEHIGH=\USBCD.SYS /D:USBCD
[LABEL_4]
DEVICEHIGH=\USBASPI.SYS
DEVICEHIGH=\USBCD.SYS /D:USBCD
今回はメニュー方式にして見ました
理由は様々な条件に対応するため
USB接続のCD-ROMを使うようなPCの場合、FDDもUSB接続である場合が考えられ、さらに、USB自体が今時の2.0ではなく、1.1の場合もあるため、都度書き変えをするのが面倒なので、メニュー方式を選択
例で行くと、1と2はUSBコネクタが一つしかないPCの場合で、1はUSBが2.0、2はUSBが1.1の場合です
次に、3と4はUSBコネクタが複数ある場合、もしくはFDDが内蔵されている場合で、これまたそれぞれUSBが2.0、1.1の場合に備えてあります
おまけ
autoexec.batの中身
mscdex.exe /D:USBCD /L:f
smartdrv 8192
mscdex.exeのオプションの説明
/d:xxxx
config.sysのusbcd.sysで名付けたCD-ROMドライブの名前
/L:x
CD-ROMに割り振るドライブ名
smartdrv.exeは必須です
これがないと、作業効率が極端に悪くなります
USBASPI.SYSのオプションの説明
/W
USBコネクタが一つしかない場合、USB機器を入れ替えるようにメッセージを表示させる
/E
USB2.0の場合に必須、1.1の場合には付けると不具合有り
/P=xxxx
使用するポート番号を指定する
0190等、基本的にいらない
ramfd.sysはCD-ROM等のデバイスドライバの前に記載しておく
デバイスの登録にDEVICEHIGHを用いていますが、DEVICEでもokかも
ただ、不都合が無ければ、DEVICEHIGHの方がメインメモリに余裕が出来るので、なにかと便利です
久しぶりにDOSに触れたので、かなり手惑いましたがなんとか使えるようになりました
これで、PCMCIA接続のCD-ROMともおさらばできるかしら・・・